Hirakata Engeki Renrakukai Website
INFORMATION
STAGE GUIDE
BBS
BLOG
LINK
MAIL
TOP

  Site Design









南部市民センターこけら落し公演 2003年12月21日〜22日
主催/枚方教育委員会・枚方演劇連絡会  脚本・演出/中神謙一(SE・TSU・NA)


【キャスト】
モリマリコ(SE・TSU・NA)
桜華けい(劇団ANGE)
高畑真弓(キリエキューブ)
鈴木納美子(キリエキューブ)
今西啓視(磯島高校演劇部)
奥田あゆみ(磯島高校演劇部)
竹村晋太郎(磯島高校演劇部)
深谷早織里(枚方高校演劇部)

【スタッフ】
中神謙一(SE・TSU・NA) 
飯尾智津子(ロッテ企画) 
ゆーすけ 
BGY 
水野 泰彰(Λ-Sura) 
久太郎(鉄人王者) 
SANTA×CROSS実行委員会
きたがわ針司(artARK) 
高橋大輔(キリエキューブ) 
劇団ANGE

               
劇評 今泉おさむ
サンタを一般劇団、トナカイを高校演劇部と振り分けて配役している。
その個々のキャラクターがうまく書き分けられていて対立、
葛藤が狭い屋根の上で展開され、中々に面白い内容になっている。
出演者はサンタを若い女優たち、トナカイは男女混合である。
皆、与えられた自分のキャラクターをうまく掴んで演じているので、区別ははっきり分かる。
ただ、やや早口になってしまっているか。
誰がここを仕切るのか。「このこの一番欲しいものは」と言う当然の考えも、
「現在の世の中、プレゼントを貰える子供たちがどれほど居るのか」
と、配り歩くことへの疑問さえ投げかけられると、観客たちも現実に還る。
それも「そんな事は自分たちには関係ない」と言う主張も出て、単なる説教臭のある内容にしていないのがいい。
結末は、子供の願いは靴下の中に入れていあると気付き、読むと「戦地のお父さんが戻ってきて欲しい」。
コンピューターで調べると数日前に戦死している。
頭を抱えるサンタ見習とトナカイたち。
結論のハッピーエンドにどうもっていくのか。なかなか考えられた台本である。
観客としては市民全体が対象。だから、台詞の言葉にやや難しさはあるが、
団体で来ていた子ども会の小学生たちも楽しんで見ていた。